2009年07月13日

ワルい子うちわ

さて最近、とあるコンビニで「よいこのスーパーボール」というのが目にとまりました。
「よいこの」という枕詞はほのぼのといいものですね。そこで私は「わるいこのスーパーボール」というのを想像してみることにしました。うちの研究員たち(主に小学生~中学生、たまに高校生や社会人も)にも同様に考えてもらいましたが、これがなかなか難しい。
「あんまりはねない」「べたべたしている」くらいが関の山でしょうか。
たまたま千葉の船橋を拠点にしているアートNPO「コミュニティアート・ふなばし」さんから、今年も「ふなばし市民まつり」で何かやろう!というお話があって、昨年はただうちわをつくったのですが(こちら)、今年はもっとおもしろいことがしたいなぁと思っていたので、「わるい子のうちわ」「ワルい子うちわ」をつくってみることにしました。
以下、私が考えてみたものです。
ワルい子うちわ
たいして「ワル」そうに見えませんね。というか、これ、ただの「使えないうちわ」ですよね。
そうなんです。さっきコミュニティアート・ふなばしスタッフで、今回いろいろサポートしてくれている千葉大の中川くんとも電話で話していて気づいたのですが、そもそも「ワルい」というのは一般的な倫理観からズレているという状態のことで、そもそもうちわは生き物ではないので道徳の外に存在しており、それが「ワルい」というのはすなわち機能について難点がある、ということなんですよね。
しかも倫理的に「悪い」という場合も、結局は「良い」とされているものがあってそこからのズレとしてしか把握できないので、集団が変わると案外全然悪くなかったりするわけで、「よいこ」の脳天気な強靭さに対し、常に「わるいこ」は「よいこ」のカウンターパートとして臨機応変で繊細な対応を迫られる存在なんですね。



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