2009年07月25日

よいこの船橋うちわ


今日は千葉県船橋市本町通りで「よいこの船橋うちわ」づくりワークショップを行いました。
船橋市最大のお祭り「ふなばし市民まつり」。船橋の古くからの中心街である本町通り商店街との協働企画なので長ーい商店街会場のほぼ中心でのワークショップです。
場所もいいですが、反応もいい。
特にクリエイティブシティなどとうたうこともありませんが、船橋のみなさん、本当にクリエイティブです。「つくりたい」「あれやりたい」攻撃で本当に戦場のようでした。
150本用意してきたうちわ骨は11時過ぎに始めて3時にはすべて出尽くしてしまい、あやまりながらの終了。
本当にありがとうございました。
アートでもライブはできる。そんな感じです。
詳細はこちらで書いていきます。

横浜下町パラダイスまつり」でも、「ワルい子うちわ」づくりワークショップと題して8月23日10時半より「シネマ・ジャック&ベティ」の1Fで行います。参加無料ですのでどうぞワルい子に限らずいい子もみんな若葉町へレッツ集合!してください。

  


Posted by 門脇篤 at 23:13Comments(0)門脇篤のアート制作

2009年07月23日

横浜を訪ねました


夜8時、東北新幹線が一時ストップしてしまい、予定より1時間ほど遅れての到着。
コミュニティアート・ふなばしの中川くんと横浜・桜木町のART LAB OVAを訪ねました。
船橋の三番瀬海苔、宮城のお米をもっての訪問です。
というのも、このART LAB OVAさんたち、福祉やバリアフリーをテーマにアートに取り組んできたそうなのですが、近年、横浜の下町の外国人の子どもたちの現状を目の当たりにし、そこへアートで入り込むということをやっているそうです。
今回は、夏休みで給食のない子どもたちといっしょにランチをとろうという企画で、それを聞きつけたわれわれは船橋からは海苔を、宮城からはお米を持参したというわけです。
ちなみに船橋・三番瀬海苔は、船橋市本町通り商店街ダイヤモンドポイント会がやっている社会貢献できるポイント「ダポちゃんカード」の地域NPO活動支援費で買ったものです(詳しくはこちら)。
この日のオーバさんのブログはこちら
  


Posted by 門脇篤 at 20:00Comments(0)うちわパラダイス

2009年07月22日

パラダイスうちわ


タイ、日本、韓国、中国の国旗をモチーフにしたうちわを試作しているところです。
紙でつくっていますが、フェルトなどでつくってもおもしろそうですね。

明日から横浜にうかがいます。
明日は夜7時頃に到着し、コミュニティアート・ふなばし中川くんオーバさんらと若葉町へ繰り出します。時間ある方はぜひごいっしょに(メールください→kad@kadowakiart.com Twitter→kadowakiです)。夜も若葉町に泊まります。
明後日まで横浜にいて、土曜は船橋でうちわをつくるワークショップ(こちら)を行います。
横浜のみなさま、どうぞよろしくご指導ください。  


Posted by 門脇篤 at 23:47Comments(0)うちわパラダイス

2009年07月21日

横浜下町アートでたんけん あそびたい人大ぼしゅー

以下、まじめなお知らせです。

****************


横浜下町アートでたんけん
あそびたい人大ぼしゅー

*つくった作品は、アートなまつり「横浜下町パラダイスまつり」で展示します。
http://downtownart.hama1.jp/

・ひにち 2009年7月30日(木)+8月3日(月)+8月5日(水)
・じかん 13:30~16:30
・ばしょ えいがかん→シネマ・ジャック&ベティ1Fカフェ
     横浜市中区若葉町3-51 
     シネマ・ジャック&ベティ
・おかね 0円

●俳句でたんけん
①横浜下町おくのほっそり道。
映画館のまわりの道をあるいて俳句をよみます。
→隊長
 詩人の中村剛彦(たけちゃん)

●音楽でたんけん
②あたまのなかに絵をえがこう。
町の音をきいて、あたまの中に
イメージをえがきます。
→隊長
 音楽家のスズキクリ(クリちゃん)

●写真でたんけん
③お店の人にインタビュー。
映画館のまわりのお店の人に
インタビューをしてお店の人の写真をとります。
→隊長
写真家の今井紀彰(のりちゃん)


よやく・もうしこみ: ART LAB OVAアートラボ・オーバ 
FAX:045-263-0811 メール:artlabova★dk.pdx.ne.jp(★→@)
1)なまえ2)年令(小学生以上)3)住所4)携帯電話番号+携帯メールアドレス5)ファックス番号6)さんかしたい日(何日でもOK)7)特技・自己紹介などを明記して、上記までおくってください。
* 件名「横浜下町アートでたんけん参加希望」
  


Posted by 門脇篤 at 23:35Comments(0)横浜

2009年07月20日

タイ語でダジャレ


ところでその後、オーバさんから例の「ことわざ少年」(こちら)が「ダジャレ少年」に進化している、というような情報が入ってきました。
「ことわざ」はけっこう「正攻法」的で、「よく知っている人はすごく知っている」みたいな(何でもそうですが)ところが個人的にはどうかなぁと思っていた矢先に「ダジャレ」…これはおもしろいんじゃないでしょうか(というこのあたりについてわけのわからない方は「うちわパラダイス企画書」をお読みください)。
ということで、さっそくタイ語や韓国語、中国語の「ダジャレ」を集めてそれで「ダジャレうちわ」をつくれないかと検討していくことにしました(オーバさんからは「翻訳不可能」とかいうコメントが入りました)。
ところがネットで調べていくと、なかなかそれらしいものに出くわしません。「ダジャレで覚えるタイ語」とかばっかりです。韓国語には少しそれっぽい記事が出てきますが、中国語やタイ語はさっぱりです。
本屋や図書館にも足を運び、ここ2~3日でどうもうっすらわかってきたのは、「ダジャレ」は母音の数が少なく、子音と母音がワンセットになった日本語に非常に向いている言葉遊びであるということです。「タイ語にはダジャレはない」みたいな記述も。
でも本当のところ、どうなんだろう。誰かタイ語、中国語、韓国語のダジャレ教えてください。

話が少しそれますが、私はこの「翻訳不可能」とか「理解」とか、そういうのに興味があります。
例えば、「翻訳ではわからない」みたいな話があります。あるいは「日本人にクラシックがわかるのだろうか」とか、逆に「外国人にわび・さびがわかるのだろうか」とか。
でもどうなのでしょう。そもそもその「日本人」とかクラシックのわかるなに人とかを想定したとして、その人が本当にわかっているかどうかはどうやって判定するんでしょう。
別にそんな難しい内容じゃなくてもいいんです。「赤い」でも「苦い」でも、本当に私じゃない人が「赤い」とか「苦い」という意味を理解しているかどうかなんて、どうやって判別できるのか。
それは簡単に言えば、みんなが「赤い」という色を指し示したり、「苦い」というものを食べたときにおんなじような反応をする、ということでわかるわけですよね。そしてそれ以上のものではない。それ以上に「いや、本当にはわかってない」とかいうのはもう純粋にそのことをどうこうしたいというよりは、もっと別の話なんだと思います。

そして話はまたちょっと違いますが、「ことわざ」。例えばこれに関して小学生に聞けば、たいがいは「知らない」「わからない」ですよね、日本で育った子でも。意味のわからない言葉の羅列のようなもの、まるで外国語のようなものです。それを外国人の子どもが覚えるようにと言われ、日本人なら当然「わかっている」はずだとえんえん我々に尋ねるというあの「ことわざクイズナイト」の状況。

「内輪」というのは、その「わかるのが当然」という範囲なのかもしれません。「内輪うけ」という言葉は、まさにそうした、意味内容や価値基準が共有されている状況を指しています。
しかしその「内輪」の内容は、「赤い」が実際その人にどう見えているのかわからないような中でも難なく成立するし、逆にどんなにわかっていると言っても認めてもらえない状況だってつくりだせる。

「ダジャレ(もしくはことわざ)」を、(教えてもらってもわかるかどうかわからないけれど)実際に会って教えてもらう。教えてくれたその人に手渡すためにうちわをつくる。
「うちわをひろげる」こと。それは、この私の「うちわ」をひろげるもの。  


Posted by 門脇篤 at 20:57Comments(3)うちわパラダイス

2009年07月19日

うちわパラダイス企画書その1

さて、そろそろまじめな話を。
以下が、7月10日、オーバさんに出した最初の企画書です。

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企 画 書
「うちわパラダイス」

異文化×異世代ミックス・ジュース
~横浜下町パラダイスまつり2009~

2009.8.22~8.30
横浜市中区若葉町
主催:ART LAB OVAアートラボ・オーバ
協力:NPO法人コミュニティアート・ふなばし

門脇 篤
門脇篤まちとアート研究所
〒980-0812仙台市青葉区片平1-3-2-504
070-5621-2301 info@kadowakiart.com

◇制作背景
横浜最後の名画座シネマ・ジャック&ベティを拠点に、地元の青年たちと、日本、タイ、韓国、中国など近隣の商店を巻き込んだアートな祭りと映画祭「横浜下町パラダイスまつり2009」は、港横浜の裏通りの魅力をアピールし、多国籍化したこどもたちとともに新しい下町の姿を模索するアート・プロジェクトである。
09年3月、へんてこかわいいアート集団「アート・ラボ・オーバ」に連れられ、非常にフレンドリーでオープンなタイ・レストラン(店名失念)を訪れた折、そこの子どもに拷問とも言える「ことわざ出題攻撃」を受けた。しかしそれは彼らが日頃学校で浴びせられている拷問でもあるわけで、それをうまく受け流すとともに、「反撃」に転じているとも解釈できるわけで、多国籍化した横浜の下町のこどもたちの種としての進化ぶりを物語っているのではないかと考えるに至った。
また、私は千葉県船橋市を拠点とするアートNPO「コミュニティアート・ふなばし」と4年間に渡って行動をともにしているが、今年に入って「横浜に潜入し、絵本を制作せよ」との命を受け、この7月下旬に海苔と米を持って訪れる予定であるが、私が思うに、単に緊急物資たる食料だけでなく、船橋で今まさに開花せんとしている「アート」を輸出するべきではないかとの思に達した。つまり船橋ではこの夏、「ワルい子うちわ」(仮称、おそらく訂正される可能性大)なる「こんなうちわ作っちゃダメでしょ」といううちわをつくるワークショップを開催予定であり、これを横浜に持ち込めないかと考えるに至った。

◇制作主旨
「アート・ラボ・オーバ」から、会場となる若葉町近辺は、さまざまな国籍のお店が分断された状態で存在している、というようなお話をうかがった。
私は「ことわざ」と「うちわ」をモチーフに、うちわ(内輪=コミュニティ)をひろげるささやかな試みを行ってみたい。

◇企画概要
1.「ことわざパラダイス」
 若葉町にある日本、タイ、韓国、中国のお店を訪ね、とっておきの秘蔵「ことわざ」をさぐりだし、これをそれぞれ他国語(日本語、タイ語、韓国語、中国語)に訳して書き込んだアートなうちわを制作。それぞれのお店に他国(他店)のことわざのうちわを展示してもらえるようにお願いする。
 「ああ、あの人の国にはこんなわけのわからないことわざがあるのね」というところからひろがるうちわ(内輪)意識を醸造。
  7月26日や行けたらお盆などにリサーチ実施、制作して会期前に送付
 ※お願い:めぼしいお店を紹介していただきたい。つくったものを送ったらそちらで展示のセッティングしてもらえるか。

2.「ワルい子うちわ」(仮称)
 「こんなうちわ作っちゃダメ」というような非常識でおもしろいうちわを来場者に作ってもらうワークショップ(「よいこのうちわ」も一応、制作可)。船橋でも7/25に実施予定。
8月23日(日)のみ開催(実施可能なら8/22夜もしくは8/23早朝にうかがい、8/23夜に退散のスケジュールでうかがいます)
※お願い:実施場所確保できそうでしょうか。

◇資料
船橋でのうちわワークショップ風景(2008年7月)



よいこのうちわ


ワルい子(オトナ)うちわ(使い捨てカイロがはってあって暑い)



船橋で配るうちわ


  


Posted by 門脇篤 at 15:55Comments(0)うちわパラダイス

2009年07月18日

願いごとプロジェクト2009-2010



ところで、私は現代アーティストとしてさまざまなアート作品を「制作」しています。
どんなものをつくり、どんなことに興味があるのか、その一端をこのブログでも時々ご紹介していくことにしたいと思います。

「願いごとプロジェクト」。これは今年で4年目となるプロジェクトで、誰かわからない人と願いごとを交換するというものです。
こういう「コミュニケーション」(なのか?)をテーマにしたものがけっこう好きですね。
以下、転送歓迎。

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☆願いごとプロジェクト2009-2010

http://www.kadowakiart.com/wishes/

どこかで誰かが願ってる
 願いごとを交換しましょう
 ~願いでつながるアート・プロジェクト~

☆☆☆☆☆ 参加方法 ☆☆☆☆☆☆

1.エントリー(2009年8月8日まで)
Eメールに以下の内容を書いて、wishes@kadowakiart.comまでメールしてください。
①件名「願いごとプロジェクト参加」
②本文 あなたの願いごと

2.願いごとの交換(2009年8月下旬を予定)
誰かの願いごと(無記名)をあなたのメールアドレスにお送りします。
一方、あなたの願いごと(無記名) も誰かのもとに送ります。
翌年の七夕の時期まで、届いた願いごとを願い主とともに願ってください。


3.願いごとのゆくえ(2010年6月下旬~7月7日)
プロジェクト開始から約1年後の七夕間近の時期、 あなたの願いごとがかなったかどうかをたずねる メールをお送りします。どうなったかおこたえください。

4.プロジェクトの完了(2010年7月中旬)
1年間、誰のものかもわからずいっしょに願っていただいた願いごとが、かなったかどうかを お知らせするメールをお送りします。
一方、あなたの願 いごとのゆくえについても、あなたの願いごとを1年間願ってくれて いた方のもとに報告されます。
いずれももちろん無記名です。

<お願い・注意点など>
☆メールアドレスが変更になった場合には下の問合せ先までお知らせください。
☆個人情報保護に関連する法令に基づき、個人情報を保護しています。ご記入いただいた情報は本プロジェクトの目的以外に使用することや第三者への譲渡はいたしません。願い主に関する質問等にはいっさい応じられません。
☆願いごとは交換を前提としており、公序良俗に反するものや、不快感を与えると思われるもの、個人が特定されるものなどについては、お受けできないことがあります。
☆都合により、プロジェクトの実行が困難と判断される場合など、断りなくプロジェクトの実施を中止することがあります。ご了承ください。

《願いごとプロジェクト送り先・問合せ先》
門脇篤まちとアート研究所
〒980-0812仙台市青葉区片平1-3-2-504
wishes@kadowakiart.com
070-5621-2301
URL http://www.kadowakiart.com/wishes/
ブログ http://ameblo.jp/wishes2006/  


Posted by 門脇篤 at 16:06Comments(0)門脇篤のアート制作

2009年07月17日

横浜体験②帽子おじさん

それに引き換え、この人はなんら迷いがありませんね。
伊勢佐木モールをはじめて歩いていたときに遭遇した「帽子おじさん」です。

ちりんちりんと追い越していかれたのですが、すれ違う人みんなの顔がぱっと明るくなるのが印象的でした。
あれくらいはじけたうちわがつくりたいですね。

その後、ご本人を訪ねましたがあいにくお留守でした。
帽子の写真だけ撮って帰って来ました。



この記事を書いていて、何かとても大切なものを思い出したように思います。
さぁ、がんばろう!  


Posted by 門脇篤 at 11:46Comments(0)横浜

2009年07月16日

よいこのうちわ? ワルい子のうちわ?

ということで、「ワルい子うちわ」のサンプルを作らねばなりません。
ここで「まちとアート研究所・こども研究員」たちの登場です。私は彼らのアシストなしにはほとんどまともなアイデアも浮かばないというほどに彼らに頼り切っているのですが、今回は彼らもなかなか困ったようです。


こんな感じ…




まぁ、これもひとまず7月25日の船橋で、そして8月23日の横浜でサンプルとして展示しようと思っていますが、どうもあんまり「ワル」に見えませんね。というか、もうすでに「ワル」が破綻していることは7月13日には判明しているわけで(こちら)、そろそろそのへんについてちゃんと考えないといけません。

コミュニティアート・ふなばしスタッフで千葉大4年の中川くんから、ここのところ毎日のように連絡をもらうんですが(本当にお疲れ様です。ありがとう)、(横浜はともかく)船橋でのワークショップでは「ワルい子うちわ」というネーミングはちょっとまずいんじゃないか、何か地域の名前をつけたりしたらどうか、というような話が出ていて、あれこれ相談した末、今日、やっぱり「よいこの船橋うちわワークショップ」でいこうということになりました。
「はじけてるかい!」をつけて「はじけてるかい!よいこの船橋うちわワークショップ」あたりがいいかもしれません。
ではこれを「輸出」する横浜でのワークショップも「よいこの横浜うちわワークショップ」? それともやっぱり「横浜下町!ワルい子うちわワークショップ」?  


Posted by 門脇篤 at 18:04Comments(0)うちわパラダイス

2009年07月15日

横浜ことわざクイズナイト

いきなり降り立った横浜が寿町だったわけですが、その日の夜に連れて行ってもらったタイのお店でも、私の感性をふさぶるような出来事が起こりました。
私はそもそもタイカレーが好きなんですね。あのココナッツ味がたまらない。
案内してもらうART LAB OVAさんの活動か何かを読んだおりに、タイというキーワードが何度か目に入ったような記憶があって、「夜、何食べる?」というときに思わず「タイ料理」とこたえていたというわけです。
ところでこの若葉町にある「タイの店」、OVAさんが連れて行ってくれるだけあって、ちょっと一筋縄ではいかない感じです。わくわくしますねー
まず、「何食べますか」みたいな感じです。もちろん、メニューはありません(というかただ忘れっぽいだけかもしれません)。さっそく交渉開始といった感じですばらしい。
「飲み物は?」というので「ビール」をたのみます。何種類かあるのですが、確かその違いを聞いたこたえは「どれも同じ」だったと思います。
そして出ました! 小学生です。

いきなり「「い」ではじまることわざは?」と「ことわざクイズ」がはじまります。しかもがんばってこたえると「じゃあ次」とか言ってます。結局、50音ほぼすべてではじまることわざを、あたまの文字だけでこたえるという非常にハードな「ことわざクイズ」を全部やらされました。
いきなりたどりついた横浜でのはじめての夜のこのディープな歓待。もう抱きしめたいくらいですね、横浜。
ということで、このときの体験が今回の私のプロジェクトの出発点となりました。
そろそろ出かける時間なので、それについてはまた次回に。  


Posted by 門脇篤 at 14:33Comments(0)横浜

2009年07月14日

横浜体験①寿町

学生の頃、東京に住んでいたので横浜には何度か行ったことがあったように思うのですが、また会社を辞めてアートをはじめて、川俣正さんのときの横浜トリエンナーレでもうかがったのですが、どうも全体像がつかめないというか、「名前だけよく聞く人」みたいな状態だったわけですが、この3月に横浜のART LAB OVAさんの招きで(偉そうですね)東北のアートについて報告する機会があり、横浜についてじっくりと知るその時が訪れました。
ところで、これもなぜか忘れてしまったのですが、横浜の寿町というところに「ホステルヴィレッジ」というのがあるんですよ…とかいう話をされて名刺ももらっていたのを思い出し、そこに3泊ほどすることにして横浜へと出かけていきました。
石川町の駅を降りて、中華街とは逆の方向へ。そこで踏み入れた「横浜」に、私はなにか非常に「ヤバい」ものを感じました。

過疎地や地方のシャッター街を歩くときに感じるような、何か問題山積みといった感じのにおい。しかも、私がふだん「まちとアート」ということで訪れるそうしたひとけのない場所とは違い、非常にひとけがあってリアルです。迫ってくるものがあります。
3畳間の宿に落ち着き、正直、これはたいへんなところに来てしまったと思いました。と、いうことからまたいろいろはじまるわけですが、今日のところはこのへんで。
ちなみにひょんなことからこの夏、大阪の西成に行く予定です。また、おととい、実際20年にわたって日雇いとしても働くというかたちでこの西成に入り、この問題に取り組んでいる生田武志さんという方の『ルポ最底辺―不安定就労と野宿』を読み終わりました。あんまり内容も吟味せず、自分のこれからの生活に参考になるかなー程度でたまたま古本屋で手に入れたのですが、西成やその周辺の日本を取り巻く問題について非常に体験的に書かれており、何かすべて誰かが用意してくれているかのようです。  


Posted by 門脇篤 at 14:41Comments(0)横浜

2009年07月13日

ワルい子うちわ

さて最近、とあるコンビニで「よいこのスーパーボール」というのが目にとまりました。
「よいこの」という枕詞はほのぼのといいものですね。そこで私は「わるいこのスーパーボール」というのを想像してみることにしました。うちの研究員たち(主に小学生~中学生、たまに高校生や社会人も)にも同様に考えてもらいましたが、これがなかなか難しい。
「あんまりはねない」「べたべたしている」くらいが関の山でしょうか。
たまたま千葉の船橋を拠点にしているアートNPO「コミュニティアート・ふなばし」さんから、今年も「ふなばし市民まつり」で何かやろう!というお話があって、昨年はただうちわをつくったのですが(こちら)、今年はもっとおもしろいことがしたいなぁと思っていたので、「わるい子のうちわ」「ワルい子うちわ」をつくってみることにしました。
以下、私が考えてみたものです。

たいして「ワル」そうに見えませんね。というか、これ、ただの「使えないうちわ」ですよね。
そうなんです。さっきコミュニティアート・ふなばしスタッフで、今回いろいろサポートしてくれている千葉大の中川くんとも電話で話していて気づいたのですが、そもそも「ワルい」というのは一般的な倫理観からズレているという状態のことで、そもそもうちわは生き物ではないので道徳の外に存在しており、それが「ワルい」というのはすなわち機能について難点がある、ということなんですよね。
しかも倫理的に「悪い」という場合も、結局は「良い」とされているものがあってそこからのズレとしてしか把握できないので、集団が変わると案外全然悪くなかったりするわけで、「よいこ」の脳天気な強靭さに対し、常に「わるいこ」は「よいこ」のカウンターパートとして臨機応変で繊細な対応を迫られる存在なんですね。  


Posted by 門脇篤 at 14:39Comments(0)うちわパラダイス

2009年07月12日

うちわパラダイス


どうもお疲れ様です。門脇です。
私はみちのくの地・仙台にうまれ住みつづけてかれこれ40年になりますが(その間、何年かあけていましたが)、このたびご縁あって横浜の地でひとつおもしろいことをしてみようという気になりました。
横浜のみなさん、どうぞよろしくお願いいたします(といってもほとんどうかがう予定がないですが)。
ということで、ここではおいおい、なぜ私がこんなことになったのか、何をしようとしているのか、どうなったのかをおもしろおかしくつづってまいりたいと思っております。
どうぞお付き合いください。
では今日はこのへんで。  


Posted by 門脇篤 at 21:59Comments(2)うちわパラダイス